目の病気について

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このページでは様々な目の病気についての簡単な説明をします。

症例(21) 乱視矯正眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)

乱視とは

目の中に光が入ってくると、黒目である角膜、目の中のレンズである水晶体によって光が屈折されて、網膜に焦点を結びます(図1)。乱視とは、角膜や水晶体の歪みのため、焦点が1つに結ばれず、見え方がぼやけたり、二重に見えたりする状態です(図2)。乱視の矯正は眼鏡やコンタクトレンズで行われることが一般的です。

トーリック眼内レンズとは

トーリック眼内レンズ(図3)は、白内障手術と同時に乱視を矯正します(主に角膜乱視を矯正し、手術後の乱視の軽減をします)。一般的な眼内レンズ同様に、保険適応としての手術が受けられます。このレンズで矯正できる乱視の範囲は-0.75D~-4.0Dで、ほとんどの乱視はこの範囲に入るため、白内障手術の時に乱視も矯正することができます。ただし、すべてのタイプの乱視が矯正できるわけではありませんので、十分な手術前検査が必要となります。

  • 図1 光の屈折

  • 図2 乱視の見え方

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