このページでは様々な目の病気についての簡単な説明をします。
症例(5) はやり目
はやり目とは?
短期的に集団的に発生する急性結膜炎がいわゆる“はやり目”といわれるもので、多くはウイルス性の結膜炎です。
症状は?
充血、まぶたが腫れる、目やに涙が増える、ゴロゴロ感、耳の前のリンパ腺の腫れ、発熱などがみられます。
治療は?
ウイルスに有効な点眼薬はありません。ウイルスがいなくなるまで感染から10日ほどかかりますので、その間他の感染を起こさないよう抗菌点眼薬、炎症を抑えるためのステロイド点眼薬を使用していただきます。
日常生活での注意点は?
とにかく非常に人にうつりやすいので、感染した目を触らない、家族とタオルなどを別にする、手を石けんでよく洗うなど感染予防に十分気をつけないといけません。
図1 はやり目の写真